二、小敵の堅は大敵の擒

2011年09月04日 10:27

故に用兵の法、十なれば、すなわちこれを囲み、
五なれば、すなわちこれを攻め、倍すれば、すなわちこれを分かち、
敵すれば、すなわちこれと戦い、少なければ、すなわちよくこれを逃れ、
しからざれば、すなわちよくこれを避く。
故に小敵の堅は大敵の擒なり。

戦争術の決まりとして、敵軍の十倍の兵力を自軍が擁する時は包囲戦をし、
五倍であれば正面から攻めかけ、二倍であれば敵を分断し、
同じ程度の兵力であれば全力でこれを叩き、
敵の兵数に及ばなければ撤退する。
勝ち目のない場合は、その戦は避けること。
いくら少数の兵力で強気に堅く守ろうとしても、大兵力の前には敵の餌にしかならない。

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